ナルコート
下水道施設用ライニング材 特殊水性ポリエチレン系防食防水材
ナルコートCP 【成瀬化学梶z
特殊ポリエチレン系エマルジョンです。 水性タイプでありながら、優れた防食機能
を持った塗膜材です。
また優れた伸び特性を持っていますので防水材料としても使用することができま
す。
原料の素材でおるポリエチレン樹脂は、優れた環境対応型素材であり、燃やして
も水蒸気と二酸化炭素に分解される物質です。
製造→運搬→保管→施工→廃棄のどの段階でも、環境対応は勿論のこと、現場
施工する作業員の健康面も考えた、本当の意味での環境対応型の材料です。
もちろん有機溶剤は含んでおらず、ビスフェノールAなどの環境ホルモン物質に該
当する原料を一切使用していません。 |
≪ナルコートCPの特長≫
安 全 性 |
シックハウス症候群で問題になる揮発性有機化合物「VOC」を含まない
水性タイプなので、異臭、引火性が全くなく、槽内工事等密閉された空間
でも安全に作業ができます。
|
防 水 性 |
塗布型タイプの材料なので、どんな入り組んだ箇所にも健全な防水層を
形成します。また、コンクリートの動きに接着、追従し、長期的に優れた
防水性能を発揮します。 |
環境対応型 |
環境ホルモン作用を有する化学物質、PRTR法に該当する化学物質は一
切使用しておりません。
従って製造時、施工時、使用時、廃棄時にダイオキシン等の有害物質を発
生しませんので、環境対策に対応したクリーンな材料です。 |
施 工 性 |
水性タイプなので地下の乾燥が不十分でも施工ができます。また、作業が
スムーズに行える粘度です。
材料は反応硬化型と違い、乾燥硬化型なので、可使時間を気にせず施工
できます。 |
防食性・耐薬品性 |
防食技術指針の基準を充分にクリアする、優れた防食性能を備えています。
腐食環境の厳しい条件でも優れた耐久性を示します。 |
≪ナルコートCP防食防水工法≫
■標準使用量■
工法 |
使用材料 |
使用量
(s/u) |
硬化膜厚
(μm) |
備考 |
CP-A |
素地調整材 |
1.0 |
500 |
2層分 |
ナルコートCP |
0.6 |
300 |
■標準使用量■
工法 |
使用材料 |
使用量
(s/u) |
硬化膜厚
(μm) |
備考 |
CP-B |
素地調整材 |
1.0 |
500 |
2層分 |
ナルコートCP |
0.8 |
400 |
■標準使用量■
工法 |
使用材料 |
使用量
(s/u) |
硬化膜厚
(μm) |
備考 |
CP-C |
素地調整材 |
1.0 |
500 |
3層分 |
ナルコートCP |
1.2 |
600 |
■標準使用量■
工法 |
使用材料 |
使用量
(s/u) |
硬化膜厚
(μm) |
備考 |
CP-D1 |
素地調整材 |
1.0 |
500 |
4層分 |
ナルコートCP |
1.6 |
800 |
■塗 膜 物 性 ■
項 目 |
試験結果 |
引張機能 |
引張強さ |
6.1N/o2 |
破断時の伸び率 |
200% |
引裂性能 |
引裂強さ |
40N/o2 |
JIS A6021 建築用塗膜防水材試験法に準ず
養生は23±2℃・50±10%で7日間おこなった。
|
■ ひび割れ追従性■
項 目 |
伸び長さ |
ひび割れ追従性 |
3.64o |
ナルコートをVカットしたスレート板に規定量塗布し、
0スパンテンション試験(引張速度5o/min)を行った。
ナルコトート-CP-D1工法:試験数3個の平均値
試験前 試験中 |
≪ 施 工 箇 所 ≫
構造物 |
施工箇所 |
仕様・水槽名称 |
適応工法仕様 |
土木 |
下水処理施設 |
A種 腐食環境-W類 |
CP-A |
ゴミ処理施設 |
B種 腐食環境-V1類 |
CP-B |
バイオマス施設 |
C種 腐食環境-U1類・V2類 |
CP-C |
1 |
D種 腐食環境-T1類・U2類 |
CP-D1 |
農業集落排水施設 |
1種 |
CP-A |
2種 |
CP-B |
3種 |
CP-C |
建築 |
各種水槽 |
汚水槽・雑排水槽・工業用排水槽 |
CP-D1 |
汚水槽・雑排水槽・中水槽・工業用排水槽・他 |
CP-C |
工業用排水槽 |
CP-B |
消火水槽・雨水槽・自家発冷却水槽・補給水槽
駐車場排水槽・湧水槽防火用水槽・他 |
CP-A |
飲料水用水槽等 |
JW |
平成14年12月下水道コンクリート構造物の腐食
抑制技術及び防食技術指針・同マニュアル
塗布型ライニング工法品質規格合格 |
CP-A
CP-B
CP-C
CP-D1
≪ 下記の用途にお勧めします ≫
プラント関係 |
建築関係 |
土木関係 |
コミュニティープラント |
ディスポーザー槽 |
下水道処理施設 |
ゴミ焼却場 |
雨水貯留槽 |
上水道処理施設 |
化学排水処理槽 |
雑配水槽 |
ごみ処分場 |
工場排水処理槽 |
22 |
33 |
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